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学校評価Evaluation

令和5年度 自己評価報告書

令和6年3月31日

1.教育理念、目的

教育理念 社会の進展に、柔軟に対応できる知識の習得と、技術の研鑽を重ね、それを生かす深い人間愛の醸成につとめ、歯科医療の発展に貢献できる医療人を育成します。
目的
  • 私たちは、患者さんに寄り添い、常に患者さんの立場になって物事を考えられる包容力を育てます。
  • 私たちは、医療に携わる者として、他の専門職と協力し、責務を果たすことができる人間力を育てます。
  • 私たちは、チーム医療・地域医療の担い手として、円滑な診療活動・保険予防活動に貢献できる社会性を育てます。
  • 私たちは、自ら学ぶ力を培い、患者さんの失われた機能を回復させるとともに、Q.O.L(生活の質)の向上に貢献できる創造性を育てます。

2.令和4年度の目標と計画

目標 (重点目標)
  • 「学び」の充実
  • 国家試験合格率の維持・向上
  • 学生募集活動の強化・入試制度の充実
  • 教育環境の整備・安全管理・危機管理
計画 (目標達成のための具体的事業計画、行動計画)
  • 教員相互の研修等により授業改善に努めるとともに、学生が自ら学ぶ姿勢を高める教育活動を推進する。
  • 国家試験合格率の100%を目指す。
  • オープンキャンパス、ガイダンス等に加え、SNSや動画サービスなど広報活動をさらに強化するとともに、入試制度の充実を図り、「歯科技工士」・「歯科衛生士」への理解の深化および志願者増に繋げる。
  • 教室、実習室等の設備環境をより充実させるとともに、実習等における学生の安全確保に努める。また新型コロナウィルス感染症については、感染法上の位置付けは引き下げられたが、今後も予防対策は継続して行い、通常の教育活動を行っていく。

3.項目別評価全体(取組み状況・分析・改善方策等)

① 教育理念・目的・育成人材像

評価:A

1-1 教育理念・目的・育成人材像(以下「教育理念等」)は、定められていますか A
1-1-a 教職員に対して、教育理念等を明示し、周知徹底を図っていますか
1-1-b 学生・保護者に対して教育理念等を明示し周知するとともに、学校外に広く公表していますか
実施状況等 オープンキャンパス、入学ガイダンス、入学式、保護者会、科内ミーティング、高校内ガイダンス、学校訪問
確認資料 学校パンフレット、ホームページ、学校要覧、学生便覧、ガイダンス資料、歯科專通信、 高大接続改革を踏まえた専門学校の学生募集・入試に関する指針
1-2 社会や関連業界のニーズを踏まえた将来構想を描いていますか A
1-2-a 中期的(3~5年程度)な視点で、学校の将来構想を描いていますか
1-2-b 地域社会や企業・関連業界等に対し意見を求めるなど、ニーズを掴んでいますか
実施状況等 科内ミーティング、見学実習、臨床実習、臨床実習打ち合わせ会、香川県歯科衛生士会(衛)
確認資料 科内ミーティング記録簿、見学実習資料、会社見学、臨床実習打ち合わせ会資料、香川県歯科衛生士会資料、研修会資料
評価結果
(総括)
  • 様々な会議やイベント、ホームページ等を通して、学校内外へ教育理念等の周知が図れている。
取組状況と
その分析
  • 高校内ガイダンス、学校訪問、オープンキャンパス等を通して学校外へ教育理念等の公表が図れた。
  • 学生、保護者に対して、保護者会等機会あるごとに教育理念等の周知を行っている。
  • 新人教員への教育において教育理念等の周知徹底を図っている。
  • 外部講師に対しては、授業打合せの機会を活用して教育方針等の周知および共通理解を図っている。
今後の
改善方策等
  • ホームページ、学校パンフレット等の広報においてより具体的な育成人材像を明示していく。
  • 県内を中心に高校を訪問し、教育方針、育成人材像について高校進路担当教員等により深く理解していただく。
  • 本校における基本方針(3つのポリシー:ディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アドミッションポリシー)を明確にし、策定・公表を速やかに行う。

② 学校運営

評価:A

2-1 事業計画を作成し、執行していますか A
2-1-a 事業計画を作成し、それに伴う予算も組んでいますか
2-1-b 事業計画の執行状況を確認していますか、または確認する体制がありますか
実施状況等 各科担当、総務担当、学校・学内理事の下で改革立案し、学校理事会で事業計画を承認して実施する。各事業は年度予算に基づいて実施している。
確認資料 年間行事予定表、月間行事予定表、各行事毎の実施計画書および報告書、学校予算書
2-2 業務の効率化を図っていますか A
2-2-a 情報システム化に取組むなど業務の効率化に努めていますか
2-2-b 教職員の分掌等のバランスを図り、業務分担の均一化、適性化に努めていますか
実施状況等 書類文書を整備し、起案から決済のシステム化及び文書データーを共有している。成績管理システム、講師謝金支払システム等を有効稼働させ、効率化を図っている。
確認資料 校務分掌共有データーシステム、成績管理システム、講師謝金支払システムマニュアル
評価結果
(総括)
  • 歯科医師会立の学校として50年以上の歴史があり、規程等に則り、計画的に教育活動を展開している。
  • 学校管理システムの電子化の構築が進んだ。
取組状況と
その分析
  • 学校運営側(歯科医師会役員)と学校教員との間で常に連絡を密にして取り組んでいる。
  • 公務のスリム化を図るため、学生情報管理システム、出席簿等の電子化を行った。
今後の
改善方策等
  • 中長期計画を具体的に明示していく。
  • 現状に合っているか定期的に検討を行う必要がある。
  • 電子化がすすめられたことにより、業務の効率化が図られているかチェックをする。

③ 教育活動

評価:A

3-1 教育課程(カリキュラム)は、明文化されていますか A
3-1-a 教育課程(カリキュラム)は、明文化され事前に学生に開示されていますか
3-1-b 修業年限は2年以上で、総授業時数は1,700時間以上または総単位数が62単位以上ですか
実施状況等 入学時オリエンテーション、各授業、オープンキャンパス、HR等で十分周知している。
確認資料 シラバス、学生便覧、学校要覧、学校パンフレット
3-2 授業改善のための取組みが行われていますか A
3-2-a 学生に対しアンケートを実施するなど授業評価を行っていますか、また卒業時に在学中の満足度について調査していますか
3-2-b 評価結果を教員にフィードバックするなど、その結果を授業改善に役立てていますか
3-2-c 関連分野の企業・団体等と連携し、授業科目等教育課程の編成・見直しを行い、また演習・実習等を行っていますか
実施状況等 カリキュラム検討会、教育課程編成委員会、学生・保護者アンケート、学習自己評価
確認資料 卒業生アンケート、歯科専通信、教育課程編成委員会資料、学生・保護者アンケート結果、学習自己評価結果
3-3 成績評価等を適正に行っていますか A
3-3-a 判定会議を開くなど客観性、統一性が取れる体制を作っていますか
3-3-b 専攻分野に係る関連分野の企業・団体等と連携し、学生の学修成果の評価を行っていますか
実施状況等 進級審査会、卒業審査会、進級判定会、卒業認定会
確認資料 進級審査会資料、卒業審査会資料、進級判定会議資料、卒業認定会議資料、学生便覧、試験および成績評価細則、臨床実習評価表(衛)
3-4 資格・免許取得のためのカリキュラム、指導体制がありますか A
3-4-a 資格・免許取得のためのカリキュラムを組んでいますか
3-4-b 資格・免許取得のための指導体制がありますか
3-4-c カリキュラムや授業計画(シラバス)は文書化またはデータ化し、学生に配付していますか
実施状況等 国家試験対策授業、校内模擬試験、全国模擬試験、歯科助手受付秘書講習会(技)
確認資料 シラバス、時間割、国家試験対策授業資料、校内模擬試験、全国模擬試験資料、授業計画表 歯科助手受付秘書講習会案内
3-5 教員の能力向上に向けた取組みを行っていますか A
3-5-a 香川県専各連合会主催研修会、企業や各種の団体等が主催する研修会等への参加を奨励・支援していますか
3-5-b 校内研修(OJT)を行っていますか
3-5-c 専攻分野に係る関連分野の企業・団体等と連携し、実務に関する研修や指導力の修得・向上のための研修等を教員の業務経験や能力、担当する授業や業務に応じて組織的・計画的に受講させていますか
3-5-d 教員の実務卓越性及び教育指導力向上のため、研修計画を立て組織的に実施していますか
実施状況等 スタッフ教育セミナー、専各連主催研修会、専任教員講習会等は通常通り参加した。歯科医師会、歯科衛生士会、歯科技工士会主催の研修会も通常通り参加。
確認資料 各研修資料、研修計画、科内ミーティング資料
3-6 地域と協力、連携した教育を行っていますか A
3-6-a 香川県内の企業、業界団体、自治体等と連携し、県内の人材を活用した授業等を行っていますか
3-6-b 香川県内の企業、医療機関等において、校外実習・インターンシップ等を実施していますか
実施状況等 歯と口の健康週間行事も通常通り実施、小学校での歯磨き指導についても対面で実施、臨地・臨床実習(衛)も実施。選択必修科目授業、地域清掃活動も従来通り実施。(雷のため延期して開催)。
確認資料 授業計画表、歯磨き指導リーフレット、臨地・臨床実習計画、実施記録
評価結果
(総括)
  • コアカリキュラムや指導案を作成し、教員間で共有し学生対応を行っている。
  • 資格取得のための体制を強化し取り組んでいる。
  • 新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが「5類」に引き下げられたことを受け、通常通りのカリキュラムで授業も実習も行えた。
取組状況と
その分析
  • 毎年最新の教授方法及び関連業界の動向に即した研修会に参加し教育内容に反映させている。
  • 学生の学習自己評価を実施し、学習への取組み状況把握に努めている。
  • 保護者・学生・教職員アンケートによる課題の明確化、解決に向けた取組みを行い、結果をHP等で公表。
  • 教員研修も一部を除いて参加することができた。
今後の
改善方策等
  • 毎年カリキュラムの検討を行い、更なる教育課程の充実を図る。
  • 個々の学生の学習状況に応じた指導を行う。
  • 来年度も、専任教員講習会をはじめ、四衛協・四技協など積極的に参加する方向である。

④ 学修成果

評価:A

4-1 資格・免許取得率の向上が図られていますか A
4-1-a 資格・免許取得率の目標設定をしていますか
4-1-b 取得率向上のための対策等を講じていますか
実施状況等 免許取得率目標100%、国家試験対策授業、模擬試験、個別指導、相互学習(衛)3県合同実技研修は昨年に続き未実施(技)
確認資料 国家試験対策授業資料、授業計画表、模擬試験結果
4-2 就職率の向上が図られていますか A
4-2-a 学生に就職に対する目標を立てさせていますか
4-2-b 学生の就職活動状況を把握し、指導・助言していますか
実施状況等 個別就職相談・支援、歯科医院・会社見学、見学実習、個別の就活支援、就職前セミナー
確認資料 就職活動状況資料、セミナー資料
4-3 香川県内、関連業界への就職が図られていますか A
4-3-a 早期から、県内へ就職することの意義・メリット等について説明し、香川県内への就職率の向上は図られていますか
4-3-b 早期から、関連業界へ就職することの意義・メリット等について説明し、関連業界への就職率の向上は図られていますか
実施状況等 就職活動ガイダンス、就職個別指導、就活セミナー、歯科医院面接前見学複数可
確認資料 就職活動状況資料、就活セミナー資料
評価結果
(総括)
  • 関連企業への就職率100% 県内就職率100%
  • 国家試験合格に向けた国試対策を実施している。
  • 歯科医院、歯科技工所の見学を取り入れることで、学生の就職意識の向上を図っている。
  • 就職活動において、多くの学生が歯科医院面接前の見学を複数回行っている。
取組状況と
その分析
  • 国家試験対策ソフト(モノグサ)の活用。遅進者対する個別指導および学生同士の相互学習(衛)
  • キャリアサポートと就職前セミナー開催(衛)
  • 個々に合った就職先を選定(技)
今後の
改善方策等
  • 国家試験合格者100%、希望就職者100%、希望進学者100%を目指す。
  • 個々の学生に合わせた、能動的に考えられる学習指導・支援、就職指導・支援の更なる充実を図る。
  • 会立学校として、引き続き県内歯科医院、技工所を中心とした就職につながる指導を行う。

⑤ 学習支援

評価:A

5-1 就職等進路に関する支援体制を整備し、教育・指導を行っていますか A
5-1-a 就職等に関する支援部署・相談部署(就職担当部門)を設置し、就職担当部門と担任教員との連携は図られていますか
5-1-b 企業等からの求人票をまとめ、求人情報を学生に公開していますか
5-1-c 就職説明会・就職相談会等を開催していますか、または人材関連企業等が主催する説明会等への参加を奨励していますか
実施状況等 就職担当分掌(進路指導部)の配置。会社見学を5月に実施、歯科医院見学、求人票公開、保護者会での説明、就職前セミナー、HRでの就職説明
確認資料 就職関係資料、会社見学資料、求人票、保護者会資料、解剖見学実習資料、スキルスラボ実習資料、就職前セミナー資料、HRでの就職説明資料
5-2 学生相談に関する体制は整備されていますか A
5-2-a 入学時または定期的に、担任等が学生に対し個別面談・ヒアリングを行っていますか
5-2-b 学生から相談があったとき、迅速に、かつ、的確に対応できる体制がありますか
実施状況等 個別面談、スクールカウンセラーの相談窓口、スクールカウンセラーを交えての勉強会(技)、カウンセリングポストの設置
確認資料 担当部門(保健衛生・学生指導部)資料、個別面談記録
5-3 学生に対する経済的な支援体制は整備されていますか A
5-3-a 公的支援制度の利用について、学生・保護者に案内、情報提供していますか
5-3-b 学費の減免、特待生制度、学校独自の奨学金制度等はありますか
実施状況等 修学資金支援制度の運用、オープンキャンパス、入学前説明会、入学式オリエンテーションで説明、特待生制度の拡充、教育訓練給付制度の講座(技工士科・衛生士科ともに指定)
確認資料 修学資金支援制度資料、学生募集要項、入学前説明会資料、入学式オリエンテーション説明資料、専門実践教育訓練講座指定等通知書、認定申請書類
5-4 保護者・保証人(以下「保護者等」)との連携を図っていますか A
5-4-a 保護者会の開催等、保護者等とのコミュニケーションを図るとともに、学校の教育活動情報を伝えていますか
5-4-b 成績・素行不良の場合や、緊急時の保護者等との連絡体制を確保していますか
実施状況等 保護者会開催、成績不振者への個別面談、緊急連絡先の確認、4者面談
確認資料 保護者会案内文、面談記録、緊急連絡先記録簿、保護者会アンケート、保護者会資料
5-5 卒業生の動向を把握し、支援体制を整備していますか A
5-5-a 年度毎に調査・集計し、動向等を把握していますか
5-5-b 卒業年度だけでなく、卒業後一定期間後の勤務先等就業状況を調査・把握していますか
5-5-c 資格、検定等不合格者に対する対策を講じたり、再就職、キャリアアップについて、卒業後の相談に乗っていますか
実施状況等 アンケート調査、電話連絡、同窓会への照会、キャリアサポートアンケート発送
確認資料 アンケート結果資料、同窓会名簿、キャリアサポートアンケート結果
評価結果
(総括)
  • 在校生、卒業生ともに一人ひとりを大切にした支援を心がけている。
  • 就職等進路選択に関し、全体に対しても個別にも支援体制を取っている。
  • スクールカウンセラーと連携をとりながら、継続的な相談・支援を行っている。
  • 技工士科は教育訓練給付制度の再指定の申請を行った(10月)。
取組状況と
その分析
  • 個別面談の充実やスクールカウンセラーの導入など、個々に合わせた対応ができている。
  • 保護者へのタイムリーな情報提供および連携をより向上させる必要がある。
  • 特待生制度の導入により、他の学生の模範となった者を表彰、後期実習費の減免を行った。また、昨年度から理事長賞を新設し対象者の枠を広げた。
今後の
改善方策等
  • 卒後の同窓会や研修会を開催し、キャリアサポートを充実させる。
  • 社会人の学びに対するサポート体制の充実
  • 保護者会参加率の更なる向上
  • ハラスメント相談員を配置していることをしっかりと周知する。

⑥ 教育環境

評価:A

6-1 教育上、必要、かつ、十分な種類・数の施設・設備が整備されていますか A
6-1-a 施設・設備、教具等の種類・数量は関係法令に適合し、かつ、教育上十分に設置・配置されていますか
6-1-b 施設・設備の点検、補修・修繕等は定期的にまたは適宜行っていますか
実施状況等 備品管理、担当部門(施設環境部)による点検実施、適宜、補修・修繕等実施
確認資料 資産台帳
6-2 校外の実習、インターンシップ、海外研修等(以下「校外実習等」)について、十分な教育体制を整備していますか A
6-2-a 校外実習等は、教育課程の中に組込み、成績評価基準を明確に決めていますか
6-2-b 校外実習等に関する実施要領・マニュアル等を作成し、学生・保護者等に周知していますか
実施状況等 臨地・臨床実習(衛)スキルスラボ実習3月予定(衛) 救急救命講習(衛)2月予定、(技)は9月に実施済み。見学実習、解剖見学、企業見学(技)実施。
確認資料 臨床実習打ち合わせ会資料(衛)スキルスラボ実習資料(衛)、見学実習資料、解剖見学資料、企業見学資料(技)
6-3 防災・安全管理・危機管理に関する体制を整備し、対策を講じていますか A
6-3-a 防災計画や消防計画を所轄の消防署に届出て、必要に応じそれらの計画を変更していますか、また施設・設備の耐震化を図っていますか
6-3-b 学校独自で教職員・学生に対し防災研修・訓練・安全教育等を行っていますか
6-3-c 新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、国や県の指針に基き、感染症対策の基本方針を策定するなど、危機管理体制を整備していますか
実施状況等 施設環境部の配置、春の防災訓練実施(4月)、シェイクアウトの実施(11/2県下一斉)、備蓄品の管理(食料等の適宜入れ替え)、式典の縮小、体育祭と研修旅行は通常通り実施
確認資料 消防計画、防災訓練マニュアル、シェイクアウト実施要領
評価結果
(総括)
  • 施設・設備、教具等の管理を適正に実施し、防災等に関しての安全管理にも配慮している。
  • 今年度の式典(入学式、戴帽式)も、規模を縮小して実施。保護者については、入学生・戴帽生1名につき2名まで参加を可とした。卒業式については、従来に近い形に戻し、来賓も招待した。
取組状況と
その分析
  • 施設・設備、教具等の管理や防災に関して、訓練の実施、管理者の配置を行っている。
  • 新型コロナウイルスについては、5月に感染法上の位置付けが「5類」に引き下げられたことから、授業や実習は予定通り実施できた。
今後の
改善方策等
  • 施設・設備等の更なる充実を図る。
  • 医療を教える学校として、今後も予防対策を徹底する。
  • インフルエンザに対する予防策も講じる。

⑦ 学生募集と受入れ

評価:B

7-1 学生募集活動を積極的、かつ、効果的に行っていますか A
7-1-a 高等学校等直結する教育機関に対し、教育活動等の情報提供を行っていますか
7-1-b 体験入学・オープンキャンパス等を実施し、多くの人に教育内容・施設設備等の紹介を行うとともに、人員を配置するなど、入学に対する問い合わせ等に適切に対応できる体制を取っていますか
7-1-c 学生募集に際し、志願者の意欲や適性等を客観的に評価できるよう、入試制度の整備、選抜方法の工夫等を行っていますか
実施状況等 高校内ガイダンス、会場形式進路相談会、オープンキャンパス、SNS(YouTube、リスティング広告等)を活用した学校広報の強化
確認資料 学校パンフレット、職業紹介パンフレット、行事日程表、学生募集年間予定表
7-2 社会人入学生の獲得に向け、対策を講じていますか A
7-2-a 社会人の「学び直し」に対応し、子育てや女性の就業支援のための体制・教育を整えつつ、社会人を積極的に受入れていますか
7-2-b 教育訓練給付制度(一般教育訓練給付・専門実践教育訓練給付)の活用や給付型奨学金、授業料等減免など、学生への経済的支援を行っていますか
実施状況等 修学資金支援制度、臨床実習配置の考慮(衛)、技工士科は、教育訓練給付制度(専門実践教育訓練給付)の再指定の申請を行った。
確認資料 修学資金支援制度資料、臨床実習配置表(衛)、教育訓練給付制度資料・講座指定申請書、講座指定通知書
評価結果
(総括)
  • 昨年はコロナの影響を受けながらも開催されたが、今年はマスクの着用も個人の判断ということですべて開催された。また、高校訪問等もすべての高校で受け入れ可能となった。
  • オープンキャンパス参加者はここ3年では最も多い152名(両科)であった。
  • 指定校推薦の導入から4年目となり、指定校推薦の受験者数も23名と多かった。
取組状況と
その分析
  • オープンキャンパスは、コロナとインフルエンザの感染予防に留意して実施した。
  • 学校、職業紹介パンフレット、ポスター等の写真や表記の仕方をより見やすいように改善した。
  • 保護者・家族アンケートを実施し、調査データに基づいて今後の広報のあり方の見直しを行っている。
  • 人気ユーチューバーに動画の作成を依頼し、好評であった。
今後の
改善方策等
  • 教育訓練給付制度を利用できる体制づくり、修学資金支援制度、学費減免制度の拡大等
  • SNS(Youtube)等インターネットを活用したPRにさらに力を入れる。
  • オープンキャンパスの日程を精査し、他校やイベント等と重ならないようにする。
  • 技工士科については、新たな学生募集対策が必要である。指定校推薦制度の導入。

⑧ 財務

評価:A

8-1 学校及び設置者(法人)の収支、財政基盤は安定していますか A
8-1-a 出願者数、入学者数及び定員充足率の推移を把握していますか
8-1-b 収入と支出のバランスが取れていますか
実施状況等 五条報告、十二条報告
確認資料 五条報告書、十二条報告書、貸借対照表、予算書
8-2 予算は計画に従って適切に執行されていますか、またそれを確認していますか A
8-2-a 予算・収支計画は有効、かつ、妥当なものとなっていますか
8-2-b 予算執行にあたってチェック体制を整備するなど適切な会計処理を行っていますか
実施状況等 上半期の会計監査、監査書類の報告書の作成
確認資料 現金出納帳、貸借対照表
評価結果
(総括)
  • 担当理事と相談、調整しながら、収入と支出のバランスを取りつつ運用している。
  • 公益社団法人として、基金の有効な利用に努めている。
  • 衛生士科は定員を満たすことができたが、技工士科は昨年より少ない人数となった。
取組状況と
その分析
  • 適正な予算執行に努めている。
  • 電気・水道代をはじめ、節約できるところは努力している。
今後の
改善方策等
  • 各科において、備品の整備、教員の研修等に効果的な予算運用を行う。
  • 募集関連予算において、SNS、Youtube等のネット型広報など時代のニーズに合った配分への見直しを行う。
  • 今後も節約に努める。

⑨ 法令等の遵守

評価:A

9-1 個人情報に関する規程を整備し、個人情報に対する対応を取っていますか A
9-1-a 個人情報の取扱いについて、規程・方針を策定するとともに、教職員に対し周知し、意識づけができていますか
9-1-b リムーバブルメディア、ウェブサイト等からの情報漏洩防止策を講じていますか
実施状況等 科内ミーティング、職員会議等で周知
確認資料 科内ミーティング記録、職員会議録、歯科衛生、歯科技工教育における倫理指針
9-2 自己評価を実施し、その結果を公表していますか A
9-2-a 自己評価を適正に実施・運用するためのルールが明文化され、実施のための組織体制を整備して定期的に取組んでいますか
9-2-b 自己評価結果を報告書にまとめ、ホームページに掲載するなど公表していますか
実施状況等 自己評価の実施、学校評価委員会(自己評価委員会、学校関係者評価委員会)
確認資料 自己評価表、学校関係者評価委員会規定、ホームページ公表資料
9-3 学校関係者評価を実施し、その結果を公表していますか A
9-3-a 学校関係者評価実施のための組織体制を整備していますか
9-3-b 設置課程・学科の関連業界等から委員を選出していますか
9-3-c 学校関係者評価結果を報告書にまとめ、ホームページに掲載するなど公表していますか
実施状況等 学校関係者評価委員の選定、学校関係者評価委員会の開催、学校関係者評価報告書をホームページで公表
確認資料 学校関係者委員会、理事会資料、学校関係者評価票、ホームページ
9-4 学校の教育情報について、積極的に公開していますか A
9-4-a 学校概要、教育内容、教職員の情報等を積極的に公開していますか
9-4-b 学科等の基本情報は、学校のホームページで公開するとともに、最新の情報に更新していますか
実施状況等 ホームページ、学校案内、学生便覧、学校要覧等での公開、学生募集要項の改訂、ホームページ最新情報への随時更新
確認資料 ホームページ、学校案内、学生便覧、学校要覧、学生募集要項
評価結果
(総括)
  • 諸規程、届は整備できているが、必要に応じて順次改訂や追加を行っている。
  • ホームページ等を利用し教育情報や学校評価を公表している。
取組状況と
その分析
  • 医務国保課、総務学事課の指導の下に遅延なく届出を実施している。
  • 特待生制度導入等で学則の変更を行い、 内規、 学生募集要項に詳細を明記した。
今後の
改善方策等
  • 学校評価の取組み8年目となり、更なる正確な規程と、運用に心がけたい。
  • 本校における基本方針(3つのポリシー)の策定・公表を速やかに行う。

⑩ 社会貢献・地域貢献

評価:B

10-1 学校の教育資源や施設を利用した社会貢献・地域貢献を行っていますか B
10-1-a 地域や関連業界が開催する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)等を積極的に受託していますか
10-1-b 地域、関連業界、同窓会等が研修会・研究会等を開催する際、学校施設・設備等を開放していますか
実施状況等 今年度は、感染予防に努めながら公開講座・学会・研修会・研究会は開催された。
確認資料 研修会資料
10-2 学生のボランティア活動や地域との交流を奨励・支援していますか B
10-2-a 学生のボランティア活動を奨励・支援していますか
10-2-b 学生が地域で開催される行事・イベント等に参加したり、近隣の清掃を行うなど、地域住民との交流や、地域に貢献できる活動をしていますか
10-2-c 地域の企業、業界団体、自治体等と連携した事業等(分野により研究・開発)を行っていますか
実施状況等 歯と口の健康週間行事は感染予防策を取りながら通常通り実施。小学校歯磨き指導も感染予防策を取りながら通常通り実施。(衛)
確認資料 行事予定表、歯と口の健康週間行事計画、小学校歯磨き指導要綱
評価結果
(総括)
  • 地域や関連業界が開催する公開講座・教育訓練等も通常通り開催された。
  • 技工士科の地域清掃活動も通常通り実施した。(技)
  • 小学校と特別支援学校の歯磨き指導は、コロナ前のように対面で実施した。(衛)
取組状況と
その分析
  • 歯と口の健康週間行事、ボランティア活動等をとおして学生が地域との交流を深める機会は、コロナ以前に戻りつつある。
今後の
改善方策等
  • 各種の行事開催は、元の状態に戻ってきているが、コロナウイルスがいなくなったわけではないので、感染予防に努めながら実施していきたい。
  • インフルエンザもコロナと並行して感染者数が増加しているため、ワクチン接種など感染予防に努める。

⑪ 総括

評価:A

11-1 学校評価の実施について評価してください A
11-1-a 学校評価の目的(何のために学校評価をするか)が、全ての教職員に浸透していましたか
11-1-b 学校評価を積極的に実施できましたか(受動的になったり、義務感でやっていませんでしたか)
11-1-c 評価に向けての体制を構築し、担当責任者・担当者を明確に決めて、学校評価の準備から実施、また公表に至るまで、教職員が協力して行えましたか
11-1-d 評価結果を踏まえ、改善に向けての仕組み・流れを構築し、それをみんなで共有できましたか
実施状況等 自己評価委員会、学校関係者評価委員会、職員会議、科内ミーティング
確認資料 自己評価委員会次第、学校関係者評価委員会次第・会議資料、職員会議議事録、科内ミーティング会議録
評価結果
(総括)
  • 学校評価9年目で、自己評価結果、学校関係者評価をHPで毎年公表している。
  • 学校評価アンケート(保護者、学生、教職員対象)を実施した。
取組状況と
その分析
  • 自己評価委員会、学校関係者評価委員会を開催している。
  • 学校評価アンケート結果を、機関誌「歯科専通信」に掲載し、公表した。HPでも公表している。
今後の
改善方策等
  • 個々の目標設定や、有効な評価材料、会合を開いて十分な討議を実施する体制がまだ不十分である。
  • 評価で見えてきた課題の絞り込みを行い、改善につなげていくことが重要である。
  • 評価のための評価にならないように、取捨選択しながら、より実効性のある評価項目に絞って実施する。

4.自己評価結果(総括)

評価:A

目標達成状況 ○学びの充実
  • 学習自己評価を実施し、学生の学びの実態把握に努めている。
  • ほぼ通常通りの授業・実習が行えた
○国家試験合格率の維持・向上
  • 早期からの国試対策を実施している。
  • 全国模試・校内模試の実施などを通して、実践力強化に努めている。
  • 早期からの対策に加えて、個別指導や相互学習等により、衛生士科では国試に向けての現時点での到達度が例年より上がっている。
○学生募集活動の強化・入試制度の充実
  • 今年度のオープンキャンパスは、感染予防に努めながら通常開催ができた。また、技工士科の技工所見学も受け入れてもらえた。
  • 広報活動の在り方を検討する資料として活用するため、保護者・家族アンケ―トを実施した。
  • 来年度から技工士科も指定校推薦を導入することになった。
○教育環境の整備・安全管理・危機管理
  • スクールカウンセラーを有効に活用できている。
  • コロナ関連の施設設備については、不必要なものは撤去したが、自動体温測定器や消毒液は設置している。
  • インフルエンザも流行期に入ったことから、コロナ同様感染予防に努めるとともに、本校においてワクチン接種を行っている。
今後の課題・改善方策
  • 学校評価導入9年目で、各種アンケートや外部評価等様々な試みを行っているが、内容の取捨選択を行い、実効性のあるものに絞っていきたい。
  • 従来型の手法も有効に活用しながら、SNSやyoutubeの活用等、時代のニーズに合った新しい学生募集の在り方を検討していく必要がある。
  • 国家試験合格100%、就職率100%を達成、維持できるよう、学生をしっかり指導、支援したい。
  • 学生募集では、歯科医療の魅力や本校の特色を広く社会に知っていただけるよう、あらゆる機会を捉えてPRしていきたい。
  • 新しい入試制度を導入して3年目、これまでの検証を行い、次年度以降を見据え更に制度の充実を図る必要がある。
  • 現在、入試問題は小論文を実施しているが、小論文を苦手としている高校生が多いことから、HPに入試ごとのテーマと過去問題を掲載している。
  • 医療を教える学校として、今後もコロナウイルスやインフルエンザ等の感染者を出さないよう予防対策を徹底する。
  • 衛生士科の受験生は回復したが、技工士科の希望者は昨年より少なかった。
  • 今後の取り組みとしては、大手技工所と連携した取り組みや、人材確保対策事業など、新しい事業を行っていく予定である。また、衛生士科のみに導入されている指定校推薦制度を技工士科にも適用するなど、技工士という仕事の認知度をあげることが必須である。